受益者負担の強化
受益者負担を大きくすることが、最も無駄遣いの削減に寄与する。
例えば、医療費の自己負担を原則10割にして、高額医療保障だけの制度に僕はすべきだと思っている。
しかし、健康保険料をたいして払っていない層は、自己負担が増えるから反対するだろう。
それは自分勝手なだけだ。
仮に健康保険料を廃止して、医療費の全額を変動制の消費増税で賄う制度にしたとする。
消費税は15%くらいの増税になるとする。
こうした場合、平等に国民が負担することになるから、真に効率的な制度になるはずだ。
自分が負担するとなると、国民全体が出来る限り医療費を抑制して、消費税を少なくなるようにしたいと思うはず。
これが、変動制の肝である。
そうなると今のように市販の風邪薬を買うより病院へ行くほうが安いなんて制度は、みんな良しとしないはずだ。
医療費を抑制すれば、自分が負担する消費税が減るのだから、みんな必死で医療費を抑制する制度を模索するはずだ。
その制度が、僕が提唱する原則10割負担の高額医療保障だけの医療費制度だ。
全ての税金が消費税に集約されたと考えると、いかに負担してもらっているかが分かるだろう。
僕的には消費税は大歓迎だ。