禁酒も断酒も最初はとにかく我慢
禁酒や断酒をするのに、我慢だけでは無理だなんて意見もあるが、結局のところ、結論的には禁酒初期は我慢以外の何の物でもない。
もし、飲酒欲求が全然ないという人なら、禁酒も断酒も、我慢は必要ないし、強い意思も必要ない。
そんな人は、アル中でも予備軍でもないわけで、普通にお酒を飲まないでいられるだろう。
禁酒に理由付が必要なのは、ある程度飲酒欲求がなくなって来て余裕が出てきてからのこと。
これから禁酒を始める人はここを勘違いしてはいけない。
とりあえず、最初の飲酒欲求が強い間は、気合いと根性で我慢するしかない。
その後飲酒欲求が小さくなれば、うっかり飲んでしまうことがないように、いかに飲まない生活のほうが良いかと自分を納得させるようにマインドコントロールするのが有効になって来る。
このへんのマインドコントロールを指して、断酒は根性だけでは無理と指摘するのだろう。
しかしながら、断酒で1番きついのは、最初の6ヶ月くらいだし、ここは気合いと根性で乗り切るしかないと思う。
この最初のきつい時に、いくら断酒の利点を考えたところで、飲酒欲求が消えてなくなったり、楽になることは決してないので、勘違いしてはならない。
ただし、断酒することの励みにはなる。
自分の場合は、お金がかからないで生活できるようになるだろうという一点に集中して、何とか禁酒してやろうと気合いを入れた。
禁酒や断酒の利点を理由付するのは、苦しい飲酒欲求が和らいでからのことであって、それまでは基本的に我慢の割合が90%。
依存状態から脱出できれば、我慢の必要がなくなるから、マインドコントロールの割合が100%に近くなって行くだけのことだ。