アルコール依存症になった知人はゼロ。
僕の周囲にアルコール依存症になった知人はいない。
3000人の従業員がいる会社でも、アルコール依存症になって仕事をやめたなんて話は20年間一度も聞いたことがないのである。
僕からすると、アルコール依存症になるのは特殊なことで、普通に会社に行っている人間は、なかなかならないものだと思う。
仕事があると、酒を控えておこうという抑止力が働くのが普通であるからだ。
確かに休肝日をとっているから、アルコール依存症にならないと断言することは難しいが、自分の周囲にそんな人(アルコール依存症の人)は見たことがないのも事実である。
僕は大酒飲みであったので、飲み過ぎるとアルコール依存症になるかもしれないという危機感は持っていた。
だから、飲む時間を限定したり、休肝日をしっかりと取るように気をつけていた。
飲む時間を限定して、休肝日をとっているからアルコール依存症にならないと甘く考えていたわけではなく、アルコール依存症にならないように飲む時間を限定して休肝日を作っていたのである。
普通はみんな気をつけて飲み過ぎないようにするから、アルコール依存症にはならないのだと思う。
当然、お酒を飲む以上、アルコール依存症になる可能性は誰にでもあるわけであるが、依存症になる前におかしいと気がつくのが普通である。例えば朝からお酒が飲みたくなるとか異常過ぎて、普通はすぐにその異常さに気がつくだろう。
普通の人は、旅行に行く車の中で昼間から酒を飲んだり、お通夜に飲酒して出席することは異常であると考えるし、そんなことをすれば体に悪いから、酒を控えておこうと考えるのだ。
お通夜や告別式に飲酒して出席するなんてことは、死者に対して失礼過ぎて、常識を疑うが、アルコール依存症は、そういう常識がぶっ飛んだ人間が多いのかもしれない。
確かにいつも18:00から飲んでいるのに、お通夜に行くと21:00くらいからしか飲めなくなるのが嫌だなとは思っていたが、かと言ってお酒を飲んでから行くようなことは絶対にしなかった。
そこは、我慢するのが普通であろう。
実際自分の周囲にはそんな人(アルコール依存症の人)はいないし、世の中がアルコール依存症の人間だらけということもないのだ。