軽いタッチで禁酒。
僕はアルコール依存症でははないのだが、禁酒に成功して、大酒飲みから機会飲酒者になったのだ。
アルコール依存症の人は、お酒で繰り返し失敗して、やらかしたり、仕事を失ったりして、必要に迫られて断酒に臨むのでしょうか?
お酒による酷い弊害が顕著に現れたために、一大決心をして断酒をするということだと思う。
僕の場合は、さすがにちょっと飲み過ぎだから、量を減らすために軽くリセットしようと考えて、非常に軽いタッチで禁酒を始めたのである。
そこには、大きな弊害は現れていなかったし、何もやらかしていなかったのだが、ちょっと酒を抜こうという非常に軽い気持ちで始めた禁酒であった。
それでも離脱症状はきつかったし、飲酒欲求に耐えるのも大変であった。
しかし、軽いタッチで始めた禁酒ではあるものの、単純に我慢するだけで、一撃で禁酒に成功したのだ。
1年目は3回くらいは飲みに行ったが、離脱症状が復活することはなく、禁酒を継続することができたのである。
そして、禁酒に成功すると、お酒を飲まないことが通常になり、飲まなくても何ともなくなるのだ。
僕は、大酒を飲んでいたので、毎日飲まないで済むのは、非常にありがたいと思い、軽いリセットのつもりで始めた禁酒から機会飲酒者になろうと決意して、見事に成功したのだ。
毎日飲まないでも済むのがありがたいと考えたのが、僕の酒に対する発想の転換かもしれない。我慢の禁酒から、発想の転換である。
しかし、これは我慢して飲酒欲求がほぼなくなったからこそ、可能であっただけである。
とりあえずは、離脱症状が、ほぼほぼなくなるまでは我慢するしかないのだ。
予備軍の人には、軽いタッチで禁酒にチャレンジしてもらいたい。
禁酒にチャレンジして失敗しても、失うものは何もないし、得るものは多いのである。
休肝日にもなることだし。
依存症の人間は、そんな悠長なことは言っていられないので、とにかく断酒するしかないのだ。