飲まなくなても良い。
2年間も禁酒生活を続けていると、飲まなくても全く何も思わない。
飲まないことが、極自然なことになる。
お酒を飲まないでも何ともないのであれば、お金はかからないし、飲まないに越したことはないのだ。
毎日晩酌していた時は、飲まずにはいられなかった。夕方になって空腹になると、酒を渇望していた。
一晩飲まないなんてことは、考えられない状態であった。
僕は社会生活に支障をきたしたり、家族や友人に迷惑をかけるような飲み方には、至っていなかった。
事実妻からは、本当にもう飲まないのと聞かれたくらいで、お酒をやめたことに感謝なぞされていない。
妻にお酒で迷惑をかけたことがないから、そのような反応になるのが当たり前だろう。
世の中には、一日中酒を飲み続けたり、仕事中に酒を飲んだりするとんでもない依存症の人々もいるらしく、可能性は少ないが、自分がそんな状況に陥る可能性もあったわけで、禁酒できて良かったと思うのである。