禁酒は習慣だけのこと2
僕は長年の大量飲酒で飲酒が習慣になり、アルコール依存症予備軍になったわけだが、禁酒の初期は、お酒に対する激しい渇望に苦しんだ。
ずっとお酒を飲まないで生活して行くなんて、楽しみが一つなくなるじゃないか。
もう、以前のように飲んで楽になってしまおうとか、甘い考えがぐるぐると巡り、お酒のことばかり考えながら生活していた。
何とか踏ん張って、禁酒を続けると、徐々に酒への渇望が弱くなり、お酒のことを考える時間も減って行った。
そのうち、禁酒がそれほど辛くなくなった。
1年経ったくらいでは、酒のことが意識の中から消えて、酒のことを完全に忘れさるような所までは到達出来なかった。
2年が経つとさらにお酒のことを意識することが少なくなって来た。
一日の中でお酒という言葉を頭の中で思い浮かべることもほとんどなくなって来た。
禁酒とは、飲まないことが習慣になるだけのことで、習慣になってしまえば、辛いこともきついこともなく、楽に継続していける。
飲まない習慣にするだけで、継続は力なりなのだ。