酒の規制がタバコのようにはならない。
これは、受動飲酒がないからに他ならない。
コロナでDVにしても、総件数自体が、無視できるレベルに少ないことに加えて、被害者も加害者も身内なので、一般人からすると、全く関係がないことなのだ。夫婦とか恋人同士なら勝手にしてくれということ。
酒による暴力の被害は、ほぼ100%近くが身内とか知人なのだ。
繁華街で見ず知らずの酔っ払いから暴力を受けたという事件の報道の記憶がありますか?
あるかもしれないが、交通事故で死ぬ確率よりも少ないはずである。
酒に関する事件については、面白おかしく報道されるけど、知らない酔っ払いに暴力を受けた事件の記憶はないでしょう。
普通の人は夜中に繁華街にいないので、酔っ払いによる暴力被害は受けないのだ。
はっきり言って、被害者も目糞鼻糞の場合がほとんどなのだ。
しかも、酒を飲んで暴力を振るう人間は、酒飲みの中でも極めて少数派であって、僕の周囲にはいない。僕も暴力を振るうことはまず有り得ない。
だから酒の規制が進まないのだ。規制は対処療法であって、多くの事件が発生すれば規制が進むからだ。
翻ってタバコ。
副流煙に健康被害があることが明らかで、しかも臭すぎる。
殺意を覚えるレベルで臭い。
電車とかバスの中で吸われたら、どうですか?
欧米でタバコ会社や航空会社に対する損害賠償訴訟が頻発して、巨額の賠償金が支払われた過去があるのだ。
というのも、お酒と違って、タバコは人前で吸うこと自体が、他人にとって害悪であり得るから、それを規制しないことは、管理者責任を問われることになるからだ。
お酒の場合は、飛行機の中で飲んだとしても、他人に及ぼす健康被害はゼロだし、他人に害悪を及ぼす人は、ほぼいない。
そうじゃないと既に禁止されているはずだ。
飛行機で隣の人が酒を飲んでいても、飲酒行為自体は、何ら迷惑にならない。
酔っ払て暴れてから初めて迷惑になるのだ。
酒に酔っ払た人間が、知らない人間に暴力を振るう事件が頻発すれば、間違いなくお酒の規制は進むだろう。
しかし、現実的には、そのようなことになっていない。
断っておくが、僕は年間数回しかお酒を飲まないし、お酒が規制されようが痛くも痒くもない。
アルコール依存症の人間と違って、お酒に対する規制について客観的に分析をした結果なだけである。
規制といっても、色んな規制があるが、具体的な規制について予想しないと全く意味がない。
税金が上がるのか?飲める場所を規制するのか?販売時間を制限するのか?酒を違法とするのか?
僕は、たいした規制が進まないに1万ペリカ。