とりあえずは我慢しかない
断酒にしても、禁酒にしても、とりあえず最初のうちは我慢するしかない。
なぜなら、アルコール依存症あるいはアルコール依存症予備軍になると、酒の離脱症状として、酒への渇望が100%出るからだ。
どんなに意識を高くして、楽に断酒すると発想を転換して、自己暗示をかけても、酒への渇望がない人はいないのだ。
だから、断酒初期は、全ての人が我慢の断酒になるのだ。
酒への渇望がでなければ、断酒なんて誰も苦労しない。我慢しなければ、できないから難しいし、苦しいのだ。
そして、我慢していれば、酒への渇望は徐々に弱くなり、楽に断酒もしくは禁酒が出来るようになって来るのである。
アルコール依存症の人が言う楽に断酒すると言うのは、この酒への渇望がなくなった後のことを言っているだけで、断酒初期は思いっきり我慢していたはずなのだ。
だから、我慢でも意識を高くしても、断酒は同じことなのだ。
事実、僕は酒が美味しいと思いながら、我慢の禁酒で、一度も失敗することなく、一撃で禁酒に成功した。
禁酒の初期は、酒への渇望がきつく、何度もくじけそうになったが、とにかく我慢をした。
数ヶ月すると、体から酒が抜けて、酒への渇望がなくなった。
ここまでくれば、我慢の禁酒で、楽に禁酒できるようになるのだ。
すなわち、当初は我慢していたのが、我慢する必要がなくなるわけである。
そして、アルコール依存症予備軍なら、完全に体からアルコールが抜けてしまえば、一度お酒を飲んだからといって、酒への渇望が復活することなく、飲んだ後も楽に禁酒を継続することが可能なのだ。
我慢の禁酒を続けることで、自然と楽に禁酒が出来るようになるだ。
断酒だけが楽なのではなく、酒への渇望がなくなる段階までくれば、禁酒も楽なのだ。
ポイントは、我慢の禁酒により、一度完全に体から酒を抜くことである。
そうすれば、月に1回飲むくらいならば、楽に禁酒を継続することができるのだ。そこには、最早我慢はほぼ必要ないのである。
現在の僕は、たまに飲んだところで翌日の飲酒欲求はないし、自然と楽に禁酒を継続できるのだ。ここまでくれば、禁酒は自然になり、我慢の禁酒ではなくなるのである。
我慢の禁酒は続かないと言う人がいるが、我慢の禁酒を継続すれば、自然と我慢が必要なくなって行くだけのことなのである。
アルコール依存症の人は、完全に体から酒が抜けたとしても、一度飲むと、元の依存症に100%戻ってしまうらしいので、絶対に飲めないから、酒はとんでももない毒物であるとか色々と発想の転換をする必要が出てくるのである。
いずれにしても、断酒と禁酒の初期は我慢する以外に方法はないのである。
断酒を志すのであれば、初期の我慢は避けて通ることはできないし、我慢する必要がないほど断酒は甘くないことを肝に銘じておけよ。
甘えるんじゃねえぞ。他人に厳しく、自分にはもっと厳しく❗️