酒はやめられないと思っていた。
タバコは31歳の時に卒煙できた。
吸っていても美味しくないし、気持ち良くならないし、臭いし、お金はかかるし、一つも良いことがないと常々思っていて、やめたかった。
ニコチン中毒で、なかなかやめられないで、2回目のチャレンジで成功した。
一回目は3週間くらいで挫折した記憶。
禁煙に成功した後も、酒は美味しいし、気持ち良くなるし、やめる必要はないと思っていた。
タバコより、コスパが良い。
徐々に飲む量が増えて行き、節酒したいと思い始めるも、できるはずがなく、禁酒なんて絶対に無理だと思っていた。
禁酒を始めた動機は、非常に軽いもので、さすがに飲み過ぎだから、リセットして飲む量を減らそうと、ちょっとだけ禁酒してみることにした。
そうすると、離脱症状、飲酒欲求はきつい。
何とか1ヶ月は気合いで我慢してやろうとやりきった。
その時、友人との飲み会があって、ガッツリ飲んだ。
1ヶ月ぶりの生ビールの美味いこと。
自分は、生粋の酒好きだから、当然お酒は美味いと感じる。
しかも、気持ち良くなって、陽気になって楽しい。
しかし、せっかく1ヶ月我慢したのだから、そのまま禁酒を続行しようと頑張った。
3ヶ月を経過したころには、きつい飲酒欲求と離脱症状はなくなって、お酒を飲まなくても良い体になった。
これなら禁酒は、楽に続行できると思い、機会飲酒者になろうと考えて、現在に至る。
まさか、自分が機会飲酒者になれるとは思ってもみなかった。
普段は飲まないで、飲酒欲求から解放されて生活できて、必要な時だけ飲むというスタイルは最強だ。